侵入盗はどこから入る?空き巣が狙う侵入経路と防犯対策
「空き巣に入られた」「泥棒が侵入した」といったニュースを耳にすると、「うちも狙われるのでは?」と不安になる方も多いでしょう。実際に侵入盗の約70%は**住宅の「窓」や「玄関」**から侵入しており、意外と気づかない隙を狙っています。
今回は、侵入盗が狙う主な侵入経路を分析し、各ポイントごとの効果的な防犯対策を解説します。
1. 侵入盗が狙う主な侵入経路
(1) 窓からの侵入(約50%)
侵入盗の約半数は窓から侵入しています。特に1階の窓や、2階でもベランダに面した窓は狙われやすいです。
主な手口
- 「ガラス破り」:ハンマーやバーナーで窓ガラスを割る
- 「こじ破り」:ドライバーやバールで鍵部分をこじ開ける
- 「焼き破り」:バーナーで熱してガラスを割る(静かに侵入可能)
防犯対策
✅ 防犯フィルムを貼る(ガラスが割れにくくなる)
✅ 補助錠を設置(開閉を難しくする)
✅ 窓センサーアラームを活用(開くと警報音が鳴る)
(2) 玄関からの侵入(約30%)
「玄関から堂々と入るなんて…」と思うかもしれませんが、実は侵入盗の約30%は玄関から侵入しています。
主な手口
- 「ピッキング」:特殊工具で鍵を開ける
- 「サムターン回し」:玄関のドアに穴を開け、内側のつまみを回す
- 「無施錠狙い」:鍵の閉め忘れを狙う
防犯対策
✅ ディンプルキーや電子錠に交換(ピッキングが困難)
✅ サムターンカバーを設置(工具で回せなくする)
✅ ドアチェーン・補助錠を活用(二重ロックで侵入防止)
✅ 防犯カメラを設置(玄関にカメラがあると狙われにくい)
(3) 勝手口・裏口からの侵入(約10%)
人目につきにくい勝手口や裏口も、侵入盗が狙うポイントです。
主な手口
- 「ドアのこじ開け」:ドアの隙間からバールを差し込み、無理やり開ける
- 「ガラス破り」:ガラス部分を割って鍵を開ける
- 「施錠忘れを狙う」:外から見えないからこそ、鍵をかけ忘れがち
防犯対策
✅ 金属製の補助錠をつける(こじ開けを防止)
✅ 鍵付きドアバーを設置(外から開けにくくする)
✅ 勝手口にもセンサーライトを設置(侵入しづらくする)
(4) ベランダ・屋上からの侵入(約7%)
マンションやアパートの2階以上でも、ベランダや屋上を使って侵入するケースがあります。
主な手口
- 「ベランダ伝いの侵入」:隣の部屋のベランダから移動してくる
- 「排水管・雨どいをよじ登る」:壁の突起やパイプを使って2階以上に登る
- 「屋上からの侵入」:屋上に上がり、開いた窓から入る
防犯対策
✅ ベランダの鍵を二重ロックにする(補助錠で侵入を防ぐ)
✅ 防犯砂利を敷く(歩くと音が鳴る)
✅ ベランダにも防犯カメラを設置(不審者を監視)
(5) 換気口・小窓・天窓からの侵入(約3%)
わずかな隙間から侵入する「忍び込み」型の侵入盗もいます。
主な手口
- 「換気口から侵入」:小さな換気口でも侵入できる場合がある
- 「天窓からの侵入」:屋上から天窓を割って侵入する
- 「トイレや浴室の小窓からの侵入」:施錠されていない小窓を狙う
防犯対策
✅ 換気口や小窓にも補助錠をつける(侵入防止)
✅ 天窓に防犯フィルムを貼る(ガラス破りを防ぐ)
✅ 換気口に格子を取り付ける(体が通らないようにする)
2. まとめ|防犯対策は「侵入に時間をかけさせる」ことがカギ!
侵入盗は「短時間で侵入できる場所」を狙うため、**「侵入に時間がかかる家」**にすることが最大の防犯対策になります。
🏠 すぐにできる防犯対策チェックリスト ✅ 窓・玄関に補助錠を設置
✅ 防犯カメラやセンサーライトを設置
✅ 玄関の鍵をピッキング対策済みに交換
✅ ベランダや勝手口も必ず施錠する
✅ 近所の人と情報共有し、不審者を警戒
「うちは大丈夫」と思わず、今すぐ防犯対策を強化して、安全な暮らしを守りましょう!