防犯フィルムの貼り方(ダメな例)|効果を最大化するためのポイント

防犯フィルムは、ガラスの強度を高めることで窓ガラス破りなどの犯罪を防ぐのに非常に効果的です。しかし、正しい方法で貼らないと、フィルムの防犯効果が半減してしまうことも。この記事では、防犯フィルムを貼る際の失敗例を紹介し、効果を最大限に引き出すための正しい貼り方のポイントを解説します。

防犯フィルムの貼り方で失敗しがちな例

1. 空気が入ってしまう

防犯フィルムを貼る際に最も多い失敗が、空気が入ってしまうケースです。フィルムとガラスの間に空気が入ると、フィルムが完全に密着せず、隙間から劣化が進みやすくなります。さらに、空気の入った部分が割れやすくなるため、防犯効果が低下してしまいます。

原因と対策:

  • 原因:フィルムを貼る際にヘラで空気をしっかり押し出さない。
  • 対策:フィルムを貼り始めたら中央から外側に向かってゆっくりと空気を押し出すようにします。専用のヘラやスキージーを使用すると効果的です。

2. サイズが合わないまま貼ってしまう(特に多い事例です)

フィルムを窓ガラスのサイズに合わせずに貼り始めると、隙間ができたり、端がガラスからはみ出たりしてしまいます。この場合、フィルムが密着しておらず、防犯フィルムとしての機能が低下してしまいます。

原因と対策:

  • 原因:フィルムを貼る前にガラスの寸法を正確に測らない、またはフィルムを適切にカットしない。
  • 対策:ガラスの寸法を測り、フィルムはガラスよりも1~2mm小さくカットするのがポイントです。これにより、フィルムが端から剥がれにくくなります。

注意しなければならない貼り方

窓の鍵の部分を中心に、上下左右に20cm~30cm程度の幅で防犯フィルムを貼っている場合が散見されますが、空き巣は既に盗みに入る為の道具を持っています。少し程度離れた場所でもガラスに穴が開いて少し返しが付いた棒が入れば、鍵を開けられてしまいますので、部分的なフィルムは効果は望めません。

3. ガラスの汚れを取り除かずに貼る

ガラス表面にホコリや汚れが付着していると、フィルムがしっかりと貼り付きません。防犯フィルムを貼る前にガラスを清掃しないと、汚れの上にフィルムを貼ることになり、時間とともに剥がれやすくなります。

原因と対策:

  • 原因:ガラスの清掃を怠る、または水分を完全に拭き取らない。
  • 対策:フィルムを貼る前にガラスを中性洗剤と水でしっかり洗い、乾いたタオルで水分を拭き取ります。清潔なガラスに貼ることで、フィルムの接着が強化されます。

4. 施工時の湿度が高すぎる

湿度が高い環境でフィルムを貼ると、乾燥不良が発生しやすく、空気や水分が内部に残りやすくなります。これによりフィルムの接着力が弱まり、隙間やシワが生じることがあります。

原因と対策:

  • 原因:施工時の湿度が高すぎる環境で作業を行う。
  • 対策:できるだけ湿度が低い日に作業を行い、換気をしっかり行いながら施工することをおすすめします。

防犯フィルムの効果を最大化する貼り方のポイント

  1. ガラスの清掃と乾燥:ホコリや油分をしっかりと取り除き、乾燥した状態で施工する。
  2. フィルムのサイズ調整:ガラスよりも1~2mm小さくカットすることで、剥がれにくくする。
  3. ヘラで丁寧に空気を押し出す:貼り付け時には、中央から外側に向かって空気や水分をしっかりと押し出す。
  4. 適切な環境での施工:湿度が高い日や雨の日の施工を避け、フィルムがきちんと乾燥するよう配慮する。

まとめ

防犯フィルムの効果を十分に発揮するためには、正しい方法で貼ることが非常に重要です。空気が入ったり、汚れが残ったまま貼ってしまうと、フィルムの防犯機能が損なわれるため注意が必要です。ぜひこのポイントを参考に、効果的な防犯フィルムの施工を行い、安全な住まいを作りましょう。

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